紫外線について
紫外線の種類
私たちの肌に届く紫外線には、Ａ波とＢ波があります。
Ａ波は羽立届く紫外線の９割を占め、Ｂ波よりも肌の奥深くまで届くのが特徴。
室内でも曇りの日でも肌の奥までじわじわ侵入し、
繰り返し浴びているうちに、肌のハリや弾力を低下させて、
肌のたるみなどを招きます。
一方、波長の短いＢ波は表皮細胞に影響を与え、
真っ赤な日焼けヒリヒリとした炎症を引き起こし、シミになることもあります。
紫外線の多い時期
紫外線が多いのは、真夏の暑い時期だけだと思われがちですが、
実はそうでもありません。紫外線は一年中降り注いでいます。
その照射量は４月から増加し、８月にピークに達しています。
曇りの日の紫外線
一般的に、快晴の日に比べ、曇りの日の紫外線は約半分の量だといわれています。
言い換えれば、晴れた日に１時間浴びるのと同じだけの紫外線を、
曇りの日でも２時間で浴びてしまうということ。
曇りの日だからといって油断は大敵なのです。
紫外線対策
日焼け止め
日焼け止めは、乳液タイプやスプレータイプなどがあります。
乳液タイプは効果の持続時間が長いので、長時間野外にいるときに使用するといいです。
スプレータイプは効果の持続時間は短いにですが、
お手軽なので、ちょっとした外出や日頃のケアに向いています。
日焼け止めは、「SPF」と「PA」という形で、日焼け止めの効果のレベルが表記されています。
ＳＰＦとは
・日焼け止めの紫外線カットのレベルを表す数値の一つに「ＳＰＦ」が
あります。
そのままの状態で紫外線を浴びて、
肌に赤い斑点が出るまでの時間を「１」とした場合
（時間にして２０分）、その時間を何倍にできるかという数値です。
ＳＰＦ５０であれば５０倍ということです。
紫外線に弱い色白の人であれば、できるだけ数字の大きいものを選んだ方が良いです。
ＳＰＦ５０が最高で、５０を超える場合は「５０＋」と表示されます。
ＰＡとは
日焼け止めの紫外線カットのレベルを表す数値には「ＰＡ」というものもあります。
紫外線(UV-A)によって、メラニン色素が増えることを防ぐ効果を表しています。
紫外線(UV-A)をカットする強さを「＋」の数で表しています。
最高が「AP＋＋＋」です。
帽子の着用
帽子の着用にも紫外線対策の効果があります。
できるだけ帽子のつばが大きいのが効果的です。
つばが７㎝以上のキャップは顔に紫外線の６０％をカットします。
色の濃い服を着る
色の濃い服ほど紫外線を透過しません。
服以外にも、日傘やビーチパラソルなどにも、
色の濃い方が紫外線の防御には効果的です。ただ、
色の濃い服は熱も吸収してしまうので、夏場には不向きです。
サングラス
サングラスによる目の紫外線治策も重要です。
夏はもちろんですが、例えばスキーなどで雪山に行って、
雪から強い照り返しで、目が炎症を起こし「雪目」になったりします。
言わば目が紫外線によって日焼けした状態です。
目が強い紫外線にさらされていると、しばらくの間、
目が痛くなり、見えにくくなります。重傷な場合は白内障になる可能性もあります。
レジャーにはサングラスを持参しましょう！！
